2012年8月30日木曜日

Mushhoom Hook


 今回は私の作品を紹介します。きのこの形のシリコン製の壁に取り付けるフックです。

石膏ボードにも留められるのですが、私は白樺の丸太にネジでつけて、玄関の壁に取り付けています。

 フックは家に帰ってきた時に最初に使う家具(?)なのに、ちょうどいいものがなかなか見つからないんですよね。金属製のフックだと服を引っ掛けてしまったり、自分もぶつかって痛い目にあったり、釘で代用している人がいますが、見た目にも痛々しくて…部屋に入って上着をかけた時、ニコッとできるフックが欲しかったので作りました。

 パリとロンドンで販売していますが、残念ながら日本のお店では未発売です。パリのお店はジュウ・ドゥ・ポゥムの『パリの雑貨屋さん 』に載っていますが、マレ地区のthe Collectionのページに小さくですがマッシュルームフックが写っています!去年、お店に立ち寄った際、ちょうど日本の出版社から出来上がったばかりの本が届き、「あなたの作品も載ってるわよ!」とマダムが見せてくださいました。

 ジュウ・ドゥ・ポゥムからは、パリの小さなアパルトマン北欧ストックホルムの雑貨屋さんストックホルムの子ども部屋パリのファミリースタイル などたくさん素敵な本が出ていますが、『パリの雑貨屋さん 』のコンセプトはパリジェンヌのお部屋にある雑貨はどこで買うの?で、パリじゅうの行ってみたい雑貨屋さんがたくさん紹介されています。私も今度パリに行く時は絶対に持ってお買い物に行きたい本です!




2012年8月16日木曜日

Full of Life!

"Full of Life! "
 フランスの友達の家に遊びにいった時に、ワインを片手にバルコニーでランチを食べていた時に友人達が私に言ってくれた言葉です。辞書には 「活気に満ちあふれて、生き生きとして、元気いっぱいで、活発な、にぎやかで、勢いのいい」と載っていますが、友人達が言うには「人生は楽しまなきゃ」というニュアンスのようです。

 フランス旅行というとシャンゼリゼでお買い物をして、観光して、ボンマルシェでお買い物をして...とたいていの人は想像されると思いますが、何もない田舎の村の友人の家での1週間はパリの高級なホテルに泊まるよりも、私には贅沢な体験でした。朝は買ってきたばかりのクロワッサンとコーヒーを庭でいただき、ランチはバルコニーで夏の日差しとワインを楽しみながら、夜は近所の友人達と集まって自家製シードルを飲んで語らう、週末はビーチに行ったり、友人のクルーザーで遊んだり、街まで繰り出してバーやクラブで大はしゃぎ。フランスの友人達は自分の時間を思い切り楽しんでいるように見えました。
 そして言われた"It's your life. Full of Life!" 日本から来た私は、仕事ばかりで人生を楽しめていないように見えたのでしょうか?

 ライフスタイルは自分の捉え方で満ち足りたものにも、荒んだものにも感じられます。たまたま見つけた小さな雑貨や友達から聞いた素敵な出来事によってハッピーな気分になれたり、通勤電車で親切にされたり、誰かの力になれた時にその日いいことが起きそうな気になったり。
 東京に居ながらにして楽しめるちょっとした生活のアイデアや、思わずにこっとしてしまうニュースを皆さんとシェアしていけたらと思います。