2013年9月11日水曜日

VectorWorksを無料で開く方法

インテリアの仕事では、図面のやり取りで仕事をすすめて行きます。紙に出力されている図面は同じように見えますが、何で描いているかが違います。たいていAutoCADかVectorWorksですが、手描きの方も時々いらっしゃいます。そして私は、乃村工藝社時代の師匠がグラフック出身だったともあり「CADで描くと線が固くなる!」と教えられ、Illustratorで描いています。よく師匠の手描きのスケッチをスキャンして、Illustratorでトレースして図面に仕立てていました。というより、25万円近いVectorWorksを買い渋っているのが本当のところです。データの作り主にPDF化して送ってもらえば、こちらとしては事足りてしまうので、年に数回使うか使わないかのソフトにそんなにお金をかけられません... 

AutoCADには『AutoCAD WS』という無料で使えるアプリがあるのですが、VectorWorksにはなく、データを確認、少しだけ修正することができれば、と常々思っていました。

ところが、VectorWorksにも無料ビューアがありました!『VW2013Jビューア』はVectorWorks9から2013の表示と印刷ができます。でも保存はできません。ただ、修正して印刷することはできるようです。急いでいる時に限って誤植を見つけてしまい、データ修正を頼む時間もないようなこと、ありますよね。そんな時、ちょっとだけ修正して印刷できると便利ですね。

私のまわりの同業者たちも似たような状況です。バージョンアップごとに買い換える余裕はないので、古いバージョンのまま使っています。古いバージョンでは、新しいバージョンのデータを開くこともできず、いちいちバージョンを下げてもらってやり取りをしています。そんな方々、データを待っている間にビューアで先に確認できると時間を有効に使えますね。

VectorWorksですが、3D機能なしでいいので、廉価版を出してもらえると助かります。
ちなみにAutoCadWSにはiPad, Pone, Androidで使えるモバイル版もあるそうです。