2013年5月17日金曜日

SHADOW WIRE ディア 傘立て

素敵な傘立てを見つけました!

〈SHADOW WIRE〉 UMBRELLA STAND “DEER”

こんな傘立てがにあう玄関があったら。。。オフィスのエントランスにあっても、素敵ですね!

株式会社リバーズ
小売価格:9,975円(税込)
2013年5月13日発売

2013年5月10日金曜日

ビズ・レディー:Christine Schmidt

 素敵なインテリアやプロダクト、フラワーアレンジメント等を紹介しているブログDesign Spongeの女性経営者を紹介するコーナーBiz Ladies ProfileでYellow Owl WorkshopのChristine Schmidtさんが紹介されています。

 ギフトショーでガラス瓶に入ったネックレスを見つけてからYellow Owl Workshopに注目していたのですが、記事を読んで親近感が沸いてきて、みんながんばってるんだな、わたしもがんばろ!っと勇気をもらえました。


インタビュー形式で、起業に至るまでと大変だったこと等が紹介されています。BIZ LADIES PROFILE: CHRISTINE SCHMIDT OF YELLOW OWL WORKSHOP

 人ごとに思えなかったのは、Christineさんもファインアートを卒業していて、仕事がないので仕事を選ばなかったこと。ケーキ職人からベビーシッター、営業マンまで生活費を稼ぐためにどんな仕事でもあったら就いてきたそうです。私自身も彫刻先攻だったのでデザイン会社を受けても全く相手にされませんでした。超氷河期でしたが、隣のデザイン科には募集がたくさん来ているのに、美術科にはあまりなく、教授から推薦されたのが信用金庫なんていう実体験があります。デザイナーになってからファインアートをやってきてよかった、とつくづく思いますが(上司に言われたこともあります)、世間はまだまだ肩書きで人を判断しますよね。
 そして、Christineさんがビジネスを始めてから気づいたのが、遠回りした間にビジネスに必要なスキルを身につけていたこと。私も最初に販売の仕事をした経験がものすごく役に立っています。その時はどんなにつまらない仕事だと思っても、身に付くものが必ずあると思っています。
 Christineさんは最低最悪な仕事を首になったのが、最高の出来事だったとインタビューでおっしゃっています。その時、新しい仕事を探すよりも、自分の仕事を作ろうと決心したそうです。サンプルを持ち込んだお店にどんなにNOと言われても自分をなくさず、トレンドに流されない、自分のテイストの仕事を続けて現在の成功につながっていると自己分析されています。その陰には家族の心の支えがあったとのこと。ビズ・レイディとして女性として、とても参考になるインタビューでした。
BIZ LADIES PROFILE: CHRISTINE SCHMIDT OF YELLOW OWL WORKSHOP

2013年5月1日水曜日

イタリア式?!家庭用プレスマシン

 銅版画をやってみようと思っても、プレスマシンがないので家で刷るのは難しいですよね。そこはイタリア、なんとパスタマシンで代用しているそうです。

ミラノデザインウィーク中にOfficine Creative Ansaldoの2階で行われていた MicroとUzoという展示会では本やシルクスクリーンのカードなど印刷系のデザイナーが展示販売していました。

パスタマシンを置いているブースがいくつもあり「なんでパスタマシン置いてるの?」聞いてみました。

「これで銅版画を刷るんだよ。」
びっくりする私に、
「え、普通じゃない?みんなやってるよ!」
日本の家庭にはパスタマシンはめったにないからな〜すごくイタリアらしい!



「彫ったばかりの版があるから実演してあげるよ!」


先ず、版にインクをのせて余分なインクを布で拭き取ります。
ここまでは普通の銅版画と同じです。
「銅板がなくて、厚い鉄板に彫ったから、うまくいくかな〜」

紙をのせてパスタマシンにセット。

この版はちょっと厚すぎたので男子2人がかりで。普通のパスタマシンも使ったことがないのですが、これには相当力がいるみたいです。

できた!
イラストを描いたやんちゃそうなアーティストも紹介してくれました。















Designersblock ミラノ2013 -1




同じ会場(Designersblock)に出展していたCamillaちゃん。電化製品を木を彫刻して着彩した作品とイラストを展示していました。ラジカセとか電気ドリルとか、電池やヤスリまで細かく丁寧に作ってあります。手作りのあたたかみのあるラインと質感、ノスタルジーを感じさせるモチーフにキュンとさせられます!

たくさんの人が思わず写真を撮っていました。そんな人たちを見て、当のカミーラちゃんは『後で(小さい)写真を見て、なんで私、家電の写真なんか撮ったんだろう?って思うんじゃない』と笑ってました。

Designersblockの大工さん・ギュンターに現場で作ってもらったテーブルに、そんなカミラちゃんは素敵なイラストを描いてくれました。

下書きもあたりもなしで、「う〜ん、こんなの簡単よ〜」とマジックでぐんぐん描いていきます。
サイン入り
みんなに『バラして日本に持って帰りなよ』と言われ、本気で持ち帰りたかったのですが、泣く泣くあきらめることに。「せっかく描いてくれたのに、ごめんね」とカミラちゃんに報告すると、「いいわ、私のスタジオで使う!」と言ってくれました。Designersblockのトラックに載って、ロンドンへ運ばれていきました。
私の方は、高解像度で写真を撮ったので、いつか大きいテーブルを作って印刷して再現しようと思います。

すごく気に入ったので、カミラちゃんに「このパターンで壁紙があったらすごいかわいいと思う!」と提案してきました。素材の写真の壁紙は最近よくありますが、これはきっとかわいいお部屋が作れます!

いろいろな展示会がありますが、主催者が現場で展示のアドバイスや什器を作ってくれたり、会場で知り合った出展者同士でその場でコラボはじまる、こんなすてきなことが起こるのはデザイナーズブロックならではだと思いました。