2013年のミラノサローネ、フォーリサローネを駆け足ながらめぐってみて感じたことをご報告します。家具はエキスパートの方々に譲りまして、ディスプレイについて気になったところをまとめてみました。
先ず、感じたのはサローネ会場のブースがお金をかけないように作られていること。工事現場で使うような資材を使ったり、箱を並べて使ったり、トレンドなのか不景気のせいかはわかりませんが、以前のギラギラした印象は薄らいでいました。
フォーリサローネも企業の展示が随分と減ったような感じです。インテルニへの登録料を節約してマップに載っていなかっただけかもしれませんが。
フェンスの網にテープを巻いています。カラフルで軽やかです。
MAGIS
建築用の足場とシルバーのメッシュシートを使っています。
日本の足場とはちょっと違いますね。
トルトーナ地区で見たの中国の展示会場でも同じ素材のゴールドのシートが使われていました。
vitra
半透明の収納ケースを構造に使っています。
風船をつけたおもちゃの機関車が走り回ったりと遊び心のある楽しい展示になっいました。
Knoll
今回いくつか見られたカーテンを壁に使ったブース。
吊り下げられた切り文字がおしゃれです。
その他、サローネ会場にて。
2 額縁フレーム
壁に小さめの額縁をたくさん描けたもの。
市内のショップ
Extras' mall, トルトーナ
3 棚の壁紙
ミラノ市内で、何度も見かけた棚の写真の壁紙。
サローネ会場でも。
イラストをボードにはって切り抜いたもの。黒いアウトラインが効いています。
It's about ROMI, トルトーナ地区
ベニヤ板を組ん作った木。
MISSONIのインスタレーション
Designersblock
大きな画面にプロジェクターで映像を映し、前に立った人の動き等に応じて映像が変化する。日本では商業施設や科学館等に導入されおなじみですが、ヨーロッパではまだ珍しいらしく、スーパースタジオでは大の大人達が並んで順番を待っていました。