2013年4月10日水曜日

The Iron Lady マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

元イギリス首相のサッチャーさんが亡くなりました。去年の春にメリル・ストリープ主演の映画を見て感動していろいろ考えさせられただけに、なんだか他人事ではなく、安らかなご冥福をお祈りします。

The Iron Lady(邦題『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)
ちょうど映画を見に行ったのが春休み中のレディースデイで、チケット売場から女子ばかりの長蛇の列が2階ま続いていました。公開時間の10分くらい前に係員が「並ばれている方で、鉄の女の涙ご覧になる方は挙手をお願いします。』手を挙げて振り返ると、アラフォーどころか50代以上のお姉様方しか手を挙げていないではありませんか。。。劇場内も中高年女性ばかりでしたが、見終わって、すべての女性と政治家に見てもらいたいと思いました。

アラフォー以上で仕事をしている人にしかピンとこないのかもしれませんが、一人の女性の生き方としてすごく考えさせられました。自分の人生で何が一番大切なのか。家庭なのか、仕事なのか。仕事をとったとしても、職を離れ、老いた時に何が残っているか。高い地位が持っている責任とリスク。誰も答えはわからないけれど、最前線にいたサッチャー元首相の姿から、岐路に立った時に参考にさせてもらおうと思います。

映画の中では、tea cupをキーワードに女性の地位が表現されていました(字幕だと少しわかりづらいかと思います)。ラストシーンで見せた微笑みに、可能性というか、年をとっても見方を変えれば新しいことを始められるような、勇気をもらいました。
大おすすめの映画です!

私のお気に入りのシーンはマーガレットがデニス・サッチャーからプロポーズを受けた時に言った言葉です。ユーモアがあり”最初のファースト・ジェントルマン”として人気があったそうですが、こんな懐が深く理解のあるご主人がいたからこそ、11年も首相としてがんばれたんでしょうね。